Lumilinna

今日も、気ままに フィンランドから

Uudenvuodenaatto|New Year's Eve

フィンランド的大晦日の過ごし方

 

今までの記事が後手後手に回っていたので、今年最後の今日こそはタイムリーな話題を。

2014年も残すところ僅かとなりました。

大晦日とはいえ、フィンランドでは平日なので、仕事に行く人もいれば、半日で切り上げる仕事場もあり、クリスマスからずっと休暇中の人もあり、で人それぞれ。

ただ、街中のテンションは高めです。食料品売り場は賑わっているし、大晦日のカウントダウンイベント会場では、準備に余念がなく。

フィンランドの国営放送局YLEは、毎年、大晦日の年越し番組として、「Vuoshi vaihtuu」を生中継しているんですが、今年はタンペレから。22時(日本時間元旦5時)から始まる番組はYLE Areenaサイトで視聴できる、はず。ちなみに、22時からはTampere-taloホールでのコンサートを中継。その後午前0時の年越し時(同、朝7時)にはタンペレのRatinaから打ち上がる花火も中継されます!

Vuosi vaihtuu - juhlintaa suorana ympäri maailman | Tv | Areena | yle.fi

花火といえば、日本では夏の風物詩ですが、フィンランドでは冬の風物詩です。なぜか、夏は白夜で暗くならない、ゆえに花火を上げても見栄えがしない。

そして、大晦日だけは、個人が花火を打ち上げてもよいことになっています。クリスマスが終わると、それはもう様々な花火が店頭に並びます。親子や友達同士で、みな散財するんですね。でも年に一度のことだし、こうしてお祭り騒ぎに参加するのも楽しいものです。

ちなみに花火の解禁時間は18時。待ってましたとばかりに、花火の打ち上がる音があちこちから聞こえてきます。一番のピークは、やはり年が変わる午前0時。もう360度どこを見回しても花火、花火、花火。私はこれを家のバルコニーから見るのが大好きです。

静かに家族で過ごすクリスマスとは異なり、大晦日は、仲間が集まり、飲んで騒いで、というのが、典型的なフィンランド的大晦日の過ごし方。

それでは、よい年越しをお迎えください。

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