2015年の初 ...
年が明け、最初の話題は初ものにしたいと思いまして、
ウインターセールも始まったことだし、初ショッピング?
屋外スケート場もオープンしたので、初スケート?(但し、何年か前に、張り切って元日からスケートに繰り出したら、スケート場に出る前にころんで、尾てい骨、手首を強打した痛い経験からトラウマあり)
初夢は覚えてないし、あ、久々に書き初めなんてのもいいかも、
なんて考えてるうちに、初風邪を引きました。
気を付けていたつもりでしたが、家族一人ずつかわりばんこに引いて、最後に回ってきました。
熱が出たり、頭痛がしたりすると、ついつい鎮痛剤に頼りがち。今回も、微熱ながら、頭が重い、のどが痛いで、まず市販の鎮痛剤を服用。そして、ちょっと気分がよくなった合間に、少しでも早く回復する方法はないもんか、とネットで検索、加えて家にある症状緩和グッズも総動員。
風邪の引き始めには、葛根湯がよい、という話はよく聞きます。我が家の常備薬にもなっているのですが、これは飲むタイミングが大事なようですね。今回も、何となくのどの奥がおかしいぞ、という時に、飲んではみたのですが、結局本格的な風邪へと進行してしまいました。
鼻洗浄器、花粉症持ちゆえ、これも常備してあります。予防や、鼻づまりに効果があります。また、鼻の奥が炎症を起こしている場合、症状を緩和してくれるように思います。友人は副鼻腔炎の併発を予防できた、と言っていました。
のどミスト、昨年帰国した際、通販生活のカタログを見て購入。今回初めて使ってみました。風邪の引き始めの、いや〜なのどのイガイガ感が楽になったように思います。吸引時にコツがいるようで、最初咳き込んでしまいましたが、すぐ慣れます。のどの潤いは実感できます。これ、お顔の潤いにもよさそう。
マスク、日本では言わずもがな。これも日本から持って来た買い置きがいくつかあるので家の中で着用。でも、フィンランドでは、マスクをして外は歩けません...
さて、ネットでの検索状況ですが、いくつかのサイトを読んでいると、一つ非常に気になるサイトが。
「風邪はたまには引いた方がよい、そして熱を出したほうがよい」と。*1
たしかに、発熱は身体がウイルスと戦っている証拠。体温を上げることでウイルスを退治するので、解熱剤などで、あえて熱を下げない方がよい。これは、理解できます。じゃあ、ということで、それからは解熱剤を飲まずに、身体を温めて発汗するまで自然治癒力に頼ってみることに。
先の解熱剤の効果が切れると再び熱が上がってきました。でも、悪寒はするものの、あまり熱が上がりません。先のサイトにも、「風邪を引かない人は、引かないのではなく、身体の感覚が鈍っているから」とありましたが、私も年齢とともに代謝が悪くなっているのかもしれません。
他のサイトもみると、悪寒がする時は、「風門」という背中上部にあるツボにホッカイロを貼るのがよい、というのがありました。*2 そこで、肩こりが気になる時に愛用しているフィンランド語で「vehnätyyny」という、麦殻クッションをレンジで1分ほど暖め、首から背骨にかけてのラインの下に敷いてしばらく横になることに。
すると、確かに、悪寒がなくなり、あんなに冷えを感じていた手先と足先まで暖かくなるのを実感します。うっすらと汗ばむ感じさえ。
夕方には、熱も平熱に戻り、食欲も出て来たので、ちょっと頑張って酸辣湯を作ることにしました。鶏ガラスープ、お豆腐、リーフレタス、卵にお醤油を垂らし、たっぷりの水溶き片栗粉でとろみをだして、お酢がないのはビネガーで代用、豆板醤もないので、出来上がりにラー油を垂らして、とにかくあるもので簡単に調理。
酸辣湯、生姜があれば、もっとよかったんでしょうが(←ここ、突っ込んでくださいね)、身体の芯から暖まりますね。ここでしっかり汗をかいたせいか、翌朝には「風邪が抜けた」感覚があり、回復に向かっているのを実感。
それから、フィンランドでは風邪の引き始めに効果的とされている「黒すぐりのジュース」、今回は胃腸が弱っていたせいか、飲んだ後、少々胃もたれを感じたので、使用中止。結局胃薬のお世話になりました。
ところで、先のサイトですが、「風邪ってたまには引いた方がよい?」「熱が出た方がよい?」というのが、今までの風邪への対処法を覆すもので、どこまで信じていいのやら。やはり、風邪は万病の元だし、予防に努め、引かないに越したことはないですよねえ。ただ言えるのは、発熱中は身体がつらいけど、自然治癒力を信じてガマンした方が、風邪を長引かせないだろうな、ということ。でも、かなり体力を消耗するので、日頃元気な人でないと、病後の回復に時間がかかるかもしれませんね。
ちなみに、フィンランドでは、風邪を引いてもあまり医者には行きません。行ったとしても、薬を処方される訳でもなく、「はい、風邪ですね。水分をたくさん摂って、充分休養するように」で終わり。
ただし、風邪で仕事を休むのが二日以上になった場合は医者に行く人が多いでしょう、ただ診断書をもらうために。なぜか?フィンランドでは一日だけなら診断書なしでも、病欠は有給扱いになりますが、2日めからは、診断書がないと無給となってしまうからです。
フィンランドの冬は気温が氷点下20℃前後まで下がりますから、そんな中で歩いたら、治る風邪も治らないです。これぞまさしく「bureaucracy(ビューロクラシー)」ですが、有給病欠を有効利用(ずる休み、とも言う)する人もいることを考えると、やむを得ないんでしょう。
ただ、風邪かと思っても、他の病気がかくれている場合もあるので、高熱が3日以上続いたら受診するように言われます。子どもの場合も同じ。副鼻腔炎などを併発した場合も受診し、抗生物質を服用します。
そうそう、このブログを書きながら、ふと思い出したんですが、以前、日本で流された、フィンランドの医療システムに貢献した日本企業のCMを見たことがあります。CMは、フィンランドで撮影されたらしく、風邪で熱のある子どもと親が帰省先の急患窓口で待つ、というシチュエーション。日本ではありがちな光景ですが、フィンランドではあまりないかもなあ、と思ったものです。このCM、舞台はフィンランドですが、内容は日本向けのコンテンツ。先にも書いたように、風邪で医者にかかることはあまりないのです。
さて、今回の私めの風邪ですが、お陰さまでたいぶよくなりました。
そういえば、今年の初エクササイズがまだだったので、明日はまず軽くホット・ストレッチに行ってみましょうか。
さて、当ブログの、「初風邪」の次に来る話題は「初...」何にしましょうかね。
あ、初風邪を引く前に、実は「初バレエ観劇」があったのでした。では、まずその話題で。