Lumilinna

今日も、気ままに フィンランドから

遅ればせながらの「母の日」レポート

先週、いや先々週末日曜日は、母の日でしたね、ハハ、ハ。。。

なんて笑ってごまかすには、遅すぎレポートなんですけどね。

 

日本同様、フィンランドでも母の日は各家庭で結構盛大にお祝いしますね。

朝、母が目覚めると、ベッドには朝食が運ばれ、

起きてくると、プレゼントとお花が待っている。

ランチ、あるいはブランチはあらかじめ予約したレストランで、

なんてのが最も一般的でしょうか。

小さな子どもがいる家庭では、子どもが一生懸命書いたカードや母の似顔絵なんてのを母にプレゼントしたり。

離れて住む母には、お花とカードを贈ったり。

この辺は日本と同じでしょうか。

一つ違うのは、母の日の花は「カーネーション」ではない。

そもそもフィンランドではあまりカーネーションの花を見る機会がないように思います。

フィンランドで、母の日の花といえば、まず「バラの花」、特に鉢植えのバラを贈ることが多いようです。

次に続くのが、「ラン」、他には「ブーゲンビリア」「カラー」「あじさい」などなど。すぐに枯れてしまう切り花より、花が長持ちする鉢植えを選ぶ傾向があるようです。*1

また、レストランなどでは、女性客にバラ一輪や、レストランのクーポン券をプレゼントするところも多いですね。

 

そうそう、毎年30〜40名の「頑張ったお母さんたち」には、フィンランド大統領が「母の日勲章」を贈って讃えるのも恒例になっています。

 

さてさて、今年の我が家の母の日ですが、こんな贈り物が!

 

アラビアムーミンマグ「Håll Sverige Rent(Keep Sweden Clean)」

スウェーデン国内でのみ(フィンランドでも通販では購入できるようですが)販売しているアラビアのムーミンマグ。「Håll Sverige Rent(Keep Sweden Clean)」キャンペーン用のスペシャルマグだそうです。2015年の母の日のいい記念になります。

 

ところで、フィンランドの「父の日」は6月ではなく11月の第二日曜日。

なんで?なぜでしょう?

気が向いたらリサーチでもしてみましょうかね。

˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚

It is hard to believe that you are gone ...

I can only say that thank you for taking me as a little girl to the world of ballet.

I will never forget your graceful ballet with elegance and strength.

I can recall your arms flapping like swan's wings just like yesterday.

I will never forget that moving experience I had at your performance of the "Dying Swan".

 

But for now I am saddened, incredibly saddened ...

 

And once more, one of her greatest performences.

www.youtube.com

I am so grateful to be able to share this special moment with her at this performance.

 

Thank you, and rest in peace ...

 

VappuとValkolakkiとhaalariと、、、

Vappuとはフィンランド語で5月1日のメーデーのこと。 


そして、Vappuに欠かせない三種の神器がValkolakki、Haalari、そしてシャンペンまたはスパークリングワイン(というか、アルコールだったら何でもいいらしい)。 

Vappuはもともとは労働者のお祭りだったが、今やすっかり大学生(特にTeekkariという工科大学の学生たち)を中心としたお祭りに様変わりしてしまった。Tampereで恒例のVappuイベントは、Kaste(洗礼)という1年生Teekkariたちがクレーン車に吊り上げられたかごに入って、Tammerkoski(タンペレ中心地区を流れる川)に入水するもの。この洗礼を終えて1年生たちは晴れてTeekkariとなる。 

Kaste on Tammerkoski


Valkolakkiとは白い学生帽で、Ylioppilasという高校卒業資格を取得した学生に与えられるもの。Vappuの日は老いも若きもYlioppilasたちは皆タンスの中からValkkolakkiを取り出し、それをかぶって街に繰り出す。 

Haalariとは大学生がVappuになると着用する妙なジャンプスーツ。冬子供たちが着用する防寒着同様、濡れてもかなり激しく暴れても大丈夫なように頑丈な防水用の生地でできている。Haalariは大学や学部によって色が変わり、スポンサー企業のエンブレムがいたるところに縫い付けられている。カップルはhaalariの袖やズボンの一部を切り取って交換したりもするらしい。
Valkolakki ja haalari

そして、シャンペンであるが、やはり高いのでスパークリングワインでお祝いするのが一般的。プラスティックのシャンペングラスがVappu間近になると、お店の棚に並びだす。屋外でピクニックがてら飲むには最適。さすがに年齢のいったYlioppilasたちは上品?にVappuを楽しんでいるが、現役の大学生たちはかなり激しく、しかも約1週間にわたってVappuを楽しむ、つまりVappuの1週間ぐらい前からアルコール漬けになる。 


なぜにフィンランド人はVappuになると血が騒ぐのか、なぜにみなびしょぬれになって喜んでいるのか、なぜに妙なHaalariを着るのか、などなどVappuにまつわる謎はつきない。

Vappu 2015 Tampereella

左上より時計回りに、

Keskustori(中央広場)前にはVappu名物の風船売りが。キャラクターもの風船が人気だけど、今年は特に「アナと雪の女王」の風船が目立つ。

先の中央広場からタンペレの目抜き通りHämeenkatuは歩行者天国に。老いも若きもVaokolakkiを被った人、人、人。(って写真じゃわかりにくいけど)

タンペレの中心を流れるTammerkoski川に架かるHämeensilta上に立つ「Suomen neito(フィンランドの乙女)」もValkolakkiを被っておVappuモード。しかも、このvalkolakki、工科大学生Teekkariのみが着用を許される、 黒のタッセル付き。ちなみに彼女、先のアイスホッケープレイオフの際は、地元チームTapparaのユニフォームを着て応援。

祝日には必ずフィンランド国旗が掲揚される。この日もあちこちに国旗が。

Vappu tunnelma |Vappuaatto

フィンランド語で「Vappuaatto」とはメーデーイブ、すなわちメーデーの前日のこと。

 

ということで、今回は「Vappu tunnelma」、メーデーの雰囲気をちょっとだけご紹介。

日本では5月1日はゴールデンウイークの中日であり、大半の企業、学校は平日、かつ今やメーデーを労働者の日として祝うこともあまりないかもしれませんね。

 

しかし、フィンランドではメーデーは祝日、そして、盛大に祝われる、大変めでたい日なのです。

 

メーデーのお祭りは、メーデー以前にすでに始まっています。前日の4月30日の学校は半日で終わるところが多く、仕事もさっさと切り上げて、帰宅ラッシュの時間もいつもより早め。街中もお祝いムードが漂い、道歩く人もなんとなくウキウキしているように見える不思議。

 

そんな「Vappuaatto」の様子をパチリ。

Vapputunnelma Tampereella 2015

上:タンペレの中心Keskustori(中央広場)には屋台が軒を連ね、Vappu名物の風船売りが色とりどりの風船を売り歩いている。

下左:Vappuのデコレーションといえば、紙テーム、風船にポンポン、そしてスパークリングワイン。

下右:お気に入りのセカンドハンドショップ「UFF」のウインドゥもVappu一色。充実したヴィンテージ衣類の中からセレクトしたテーマは80's。

気を取り直し、またまた「ぶらぶら街歩きウインドゥショッピング」

さてさて、昨日の敗戦による脱力感から復活するためにも、この辺でひとつ元気がでる秘策その一、しょ〜っぴんぐ〜!

 

ということで、またまた、ぶらぶら街歩き中に見つけたショッピング情報を。写真満載でいきます。

 

最初の写真は街で見かけた気になる広告塔。

いつぞや、クリスマスの時期に一度ご紹介した、フィンランドの清涼飲料ブランド、「JAFFA」のこの春の新商品の広告がちょっぴりレトロでかわゆい、という話題。

ピンクのチュチュとバレリーナレッグがバレエ好きの心をくすぐります。今度買ってみなくちゃ。

JAFFA_Spring2015_pinku tutu

 

 

Stockmannデパートの食器コーナーで見かけた、イタリアのブランド「Alessi」。ユニーク、かつポップなデザインで知られています。直線的、機能的な食器が多いフィンランド製に囲まれ、優雅な曲線で異彩を放っていたもの。洗練された流線型は美しいですね。白磁を思わせる光沢のある白と、磁器のような薄手ボディが東洋風な香りを引き出しています。

Shopping_Alessi@Stockmann

 

Iittalaのアウトレットショップにやってきました。アウトレットショップではB級品やシーズンオフなどの商品を割安価格で販売。ガラスジャーはキッチン用品かと思いきや、ボタンなどの手芸用品保管用にも使える、という。この日はグレイのジャーが通常の半値10ユーロのお手頃価格でした。このジャー、我が家にも一つあるのですが、密封性が高く、液漏れしにくい優れもの。色も綺麗なので、できれば色違い、サイズ違いで揃えたいものの、何ぶんお値段が。。。

Shopping_Iittala outlet

 

そして、この日は少々散財。でもね、手前左のアイスクリームスクーパーやストレイナーが3ユーロなんですよ。Arabia Kokoのブルーベリー色のプレートだって5ユーロ。しかも廃盤品。この春新しいデザインが登場し、多分これから廃盤になるんだろうミィちゃんの黄色いマグカップだって10ユーロ、去年の冬のシーズンものだった「Kimara」というマグカップが5ユーロ、和風キッチンタオルだって5ユーロ、「Sarjaton」というシリーズのグラスだって一つ5ユーロ。加えてフィンランドではめずらしいショップ名入りバッグ付き。自宅用、次回帰国時のお土産用など、結構お得なお買い物だったのではないかと。。。

Shopping_Iittala outlet_purchased

 

そして、いつか買いたいフィンランドの最高級羽毛商品ブランド「Joutsen」の羽毛布団。この羽毛800g入り(ダウン90%、羽毛10%)はふっかふっか。「Extra warm」という表示がある通り、見るからに暖かそう。他にも、夏用の200g、春、秋用の400g等々、時期や用途に合わせて選べるようセレクションが多いので、買うんだったら予習をしてからがお勧め。店員さん曰く、薄手を2枚買って、夏場は1枚で、冬場は2枚重ねが便利、とのこと。ちなみにこの800g入りは359ユーロ也。

Shopping_Joutsen untuvapeite@Stockmann

 

そして、やってきましたMarimekkoショップ。今年の春は、今まで以上にバッグの新商品が多く、様々な色合いのウニッコはじめ、キャンバス地ではない(サテン地あるいはコットンだったか?)ショルダーバッグやハンドバッグが出ています。この日は「Ystämämyynti(フレンドセール)」と称するセール実施中だったこともあり、このバッグも80ユーロぐらいだったでしょうか。(うろ覚え。。。)

Shopping_Marimekko laukku_spring2015

この下の写真にあるのは、ちょっぴり大正ロマンの香りが漂う、縮緬風生地を用いたワンピース。ローウエストで切り替えたギャザースカートが「大人可愛い」を演出。しかし、お値段も堂々の259ユーロ。これは次回セールまで売れ残ってることを期待して待つしかない。フィンランドでもMarimekkoのドレスは若い女性にとっては高嶺の花。購入層は金銭的に余裕のある一定年齢以上の女性が多いように思うのですがね。

Shopping_Marimekko mekko_spring2015

 

とまあ、今回はこの辺で。次回はそろそろ春本番?というタンペレの街並を含め、フリーマーケットあたりをぶらぶら歩いてみましょうか。

"Neljäs kerta toden sanoo"

「四度目の正直もあるさ」

 

 Aamulehti_Neljäs kerta toden sanoo

昨夜のアイスホッケーフィンランドリーグ・プレイオフの結果を受け、今朝の朝刊一面はオレンジ色。

 

よーく見ると、オレンジ色には濃淡があり、うっすらとTapparaのロゴマークが刷り込まれ、そしてその中央にこの一言。

 

昨日勝てば、12年ぶりのチャンピオンになるはずでした。

去年破れた相手を破っての優勝になるはずでした。

去年、おととしと、2年続けて決勝で破れ2位に甘んじたTappara、勝っていれば、「三度目の正直」になるはずでした。

 

それを受けての今朝の朝刊一面。

いや〜 タンペレの新聞とはいえ、Aamulehti、やってくれますね。

ちなみに、この新聞、一般紙です。決してスポーツ新聞ではありません。

ときどき、このように遊び心満載で遊んじゃう緩さが楽しいのではありますが、

今朝はちょっとホロッときました。

綺麗ごとであるかもしれないけど、「うんうん、そうだよな、来年、来年こそ!」と前向きにさせてくれる一言でした。

 

そうそう、こんなツイートも見かけました。

タンペレには「Hopealinja(シルバーライン)」という遊覧船があるのですが、3回続けて決勝で敗れ銀メダルとなったTapparaの新スポンサーに「Hopealinjaなんていいんじゃね?」とか、「Tapparaのpäättäjäiset(シーズン終了時に行われるイベント)はHopealinjaのクルーズにけってー!」とか。

ブラックではありますが、ちょっとクスリとするジョークでした。

ネガティブを笑い飛ばす心意気はいいですね。

いや、これは自虐ネタというより、タンペレのもう一つのアイスホッケーチームで、Tapparaの永遠のライバルである、Ilvesサポーターの「からかい」かもしれませんがね。

 

思えば、絶不調で始まった今シーズンを何とか立て直し、リーグ戦を2位で終え、プレイオフでも決勝まで進み、なおかつシーズンを通してリーグ戦をリードしてきたKärpätとの決勝で7戦目までもつれ込んだことこそ、大いに評価すべきなのでしょう。

そして、この悔しさ、喪失感、脱力感を活力に、来シーズンに臨んでほしいものです。

「四度目の正直」はきっとある、Tsempiä〜〜〜Tappara!!!

Orange people - Tappara @ 2015 Playoffs

Orange & Blue are the colours !

 

何のことかおわかりにならないですよね。

非常にタンペレ限定のローカルな話題なのですが、

あるいは、オウル方面では、「orange & blue なんてとんでもねー、black & yellowに決まってんだろーが」、と鼻息洗いかもしれませんがね。

 

というのも、今日はいよいよアイスホッケーフィンランドリーグ・プレイオフ決勝の最終試合、今日の試合の勝者が今シーズンのチャンピオンとなる大事な大事な試合の日なのです。その決勝で戦っているのが、オウルのKärpätとタンペレのTappara。私は当然地元のTapparaを応援、ということで、今日のカラーはオレンジです!

 

ちなみに、Tapparaカラーとは、

Tappara supporters @ Hakametsä

こんな感じ。

決勝6戦目、Tapparaの勝利で対戦成績3-3となった試合の雰囲気は、

Tappara vs. Kärpät @ Hakametsä, 24.4.2015

こんな感じ。

そして、Tappara最強のサポーターたちがこちら。

Tappara supporters on Hämeensilta

タンペレの中心部にあるHämeensilta橋の上でTapparaを絶賛応援中。

今日Tapparaが勝てば2003年以来12年ぶりの優勝。ちなみにKärpätは去年も同じカードでTapparaを破って優勝してるので、Tapparaとしては何としてでも勝ちたいところだけど、アウェイでの最終戦と、いうのが厳しい。でも、あ〜ん、勝って欲しい!

 

さ、まもなく試合開始。Tsempiä〜〜〜!!!

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