Lumilinna

今日も、気ままに フィンランドから

自分流誕生日の過ごし方

2年前ぶりに今年も書いてみることにしました。

でも今回は、ちょっとタイトルを変えて、「自分流誕生日の過ごし方」として、あくまで2017年のマイ・バースデーの過ごし方を覚書程度に記したいと思います。

 

今年の誕生日は金曜日、仕事を休むこともできたんですけど、しがないパート勤め、働ける時には働いておきたい、とフルタイムで仕事を入れ、

 

朝6時30分に起床。

起きるとダイニングテーブルの上には…

Birthday2017, Birthday Morning

Aamulehti新聞の一面を飾るのは、昨日16日に行われた"penkariajelu"の記事が。これについては、近日中にレポートしたいと思います。

 

フィンランドの朝は、冬でも早い。通常のオフィス勤務開始時間は8時がデフォ。まあ、基本フレキシブルなので、この限りではありませんけどね。

 

私も8時にはオフィスに到着すべく家を出ます。そして通勤途上のバスの中で今日の天気&気温をチェック。今週は暖かく、最高気温は連日0度越。今日の最高気温は雪解けが進むだろうプラス3℃。

で、今日の東京は?と確認すると、

え?17℃?

Twitterトレンドには春一番が入ってるし。東京地方、春も間近ですね。

Birthday2017, 2017.02.17, Tampere, Tokyo

上の写真、通勤途上のバスの中、バス降車後のオフィス近辺を撮りました。朝8時でももうこんなに明るいんです。つい先日まで、朝真っ暗な中出勤し、真っ暗な中帰宅してたのに。2月に入ると日が延びるのが早い早い。

 

まあ、仕事に関しては、敢えて書くほどのこともないので特には記しませんが、フィンランドのオフィス事情を少々。

 

フィンランドのオフィスではフレキシブルなワーキングアワーが基本。

だいたい8〜16時勤務のところが多いようで、この前後の時間帯のバスが一番混み合います。

まあ、タンペレのことですから、混み合うといっても、大概座れますけどね。座席が全部埋まってたり、何人か立ってたりすると、混んでるな、という印象。

ちなみに市内に電車は通ってないので、通勤手段は車、バス、自転車、あるいは徒歩、となります。

フィンランドで生活するようになって思うのは(まあその前にはイギリスでの生活があった訳ですが、それも含めて)、日本の首都圏の通勤事情の過酷さ。あのような通勤を毎日強いられることがいかに非人間的であるか、ということ。フレックス制を取り入れる、在宅勤務を取り入れる、首都圏集中を緩和する、などなど、改善できる方法はあるはず。通勤地獄を当然のこととして、あるいは変えようがない、などと諦めてしまっては何も変わらない。変えていくべきです。

 

ちょっと話が逸れたので、フィンランドのオフィス事情に話を戻しますね。フィンランドでは、フルタイムの勤務時間は7時間30分。ランチタイムは30分。拘束8時間、というのが基本。

私の勤務先の場合、コアアワーが10〜16時なので、この時間帯はオフィスあるいは在宅で勤務しますが、フレキシブルなので、朝7時から15時という勤務も可能。

フルタイム勤務の場合、勤務時間は1日7時間30分、週5日で37時間30分。超過勤務も可能ですが、1日11時間、週55時間までと決められています。これを守らないと、会社が労働監督署からペナルティを受ける可能性があるので、遵守してるかどうか人事の人が目を光らせてます。

もちろん、超過勤務をすることもありますが、残業手当なんてものはないので、他の日に早めに仕事を切り上げたりして、アワーバランスをキープします。

いろいろアバウトなところが多いフィンランドの労働事情ですが、勤務時間に関しては、きっちりと管理されてます。

 

今日は年に一度の誕生日だし、金曜日だしで、ちょっと早めに仕事を切り上げたかったんですが、結局定時まで勤務しましたよ。この辺、日本人のメンタリティーが抜けません。(もちろん、早めに仕事を切り上げた日は、他の日に長めに仕事して、帳尻を合わせますよ。)

 

まあ、ついでなんで言っちゃうと、フィンランドでも残業する人はいます。特に締め切りが迫ってたり、時間に追われる仕事の人、自分の仕事にプライドを持っていてきちんと仕事をする人などなど、ワーカホリックか?と思わせる働きぶりの人たち、結構います。でも、みんな超過勤務時間を記録していて、その分ドカンと休みを取ってます。もちろん有休とは別に。有休はフルタイム勤務だと夏4週間、冬1週間、計5週間あるので、それに加えて、ってことですね。あ、念のために付け加えますが、有休は全て消化しないといけません。消化しないと人事から指導されます。

 

なんで、そんなに休めるのかって?そりゃ会社がそれなりの対策を取ってるからです。大体バックアップの人がいて、休みの人の穴を埋めてるんじゃないでしょうか。日頃からバックアップの人とは連絡を密にしておき、心置きなくバトンタッチ、ですね。あるいは、担当者が休みなんでごめんなさい、となるか。皆お互い様だから、それでもあまり文句は出ませんね。事実、フィンランドのホリデー月の7月は、開店休業となる会社、役所も多いですしね。

 

さて、今日の誕生日ですが、帰宅後は家族で食事に。

今回は、タンペレではちょっぴり高級感漂うFinlaysonin palatsiへ。Finlayson、最近日本でもブランド展開をしてるので、ご存知の方も多いかも。タンペレにはかつてFinlaysonの紡績工場があり、工場経営者の邸宅として建てられたのがFinlaysonin palatsi(フィンレイソン・パレス)なのです。その邸宅を改装したレストランなので、外観、インテリアともにラグジュリー感が漂います。ちなみに建築様式はネオ・ルネッサンス、インテリアはネオ・クラシック様式の中にちょっぴりユーゲント様式(建築当時の1900年頃流行していた)の要素も。

Birthday2017, Finlaysonin palatsi

 

Birthday2017, Finlaysonin palatsi

 

金曜日の19時、いつもなら賑やかなんでしょうが、今日は他にお客さんがいない。聞くところによると、今日はvanhojenpäiväで、タンペレ中の高校では、2年生たちが正装してボールルームダンスを踊る、という大イベントの日なので、イベントが終わった時間帯から予約が入っている、とのこと。

 このvanhojenpäiväについても、また日を改めて書いて見たいと思っています。

 

Birthday2017, Birthday Dinner at Finlaysonin palatsi

今日いただいたのは、フィンランド名物のクリーミーなマッシュルームスープ、 フィンランド人大好きなペッパーステーキ、ジャケットポテト添え、チェリーシャーベット、というシェフのおススメ3コースディナー。これでお値段43ユーロなので、リーズナブル。

 

そして、帰り道は、タンペレの目抜き通り、Hämeenkatuから駅前を通り抜けます。石畳を走る車の中から撮っているので、見事にぶれてるのはご愛嬌。抽象画を観る感覚でご鑑賞ください。

Birthday2017, After Birthday Dinner, Tampere at night

そして、帰宅の前に最寄りのスーパーPrismaへ。

毎年、誕生日には、何か記念になるものを自分へのご褒美として買っているのですが、今年は、これ。消耗品ですけど、実用的だし、必要だったので。水色にアラベスク文様が織り込んであるのが気に入って。何しろアラベスク文様には目がないもので。

右の2枚の写真は、ここ数年流行りらしい、妙な日本語プリントの衣類。新作が出ていたので激写しました。色違いであったので、両方。意味をなさないめちゃくちゃな日本語プリントはよく見かけるけれど、これは一応意味を成してはいる、多分。あ、写真だけで、買ってはいないですよ。

Birthday2017, present

あとついでにピンクのチューリップも。これでリビングが一気に春らしくなりました。

Birthday2017, pink tulip

ということで、今回はこの辺で。

ふぅ〜、久々に力入ったわ〜。

 

 

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