"Neljäs kerta toden sanoo"
「四度目の正直もあるさ」
昨夜のアイスホッケーフィンランドリーグ・プレイオフの結果を受け、今朝の朝刊一面はオレンジ色。
よーく見ると、オレンジ色には濃淡があり、うっすらとTapparaのロゴマークが刷り込まれ、そしてその中央にこの一言。
昨日勝てば、12年ぶりのチャンピオンになるはずでした。
去年破れた相手を破っての優勝になるはずでした。
去年、おととしと、2年続けて決勝で破れ2位に甘んじたTappara、勝っていれば、「三度目の正直」になるはずでした。
それを受けての今朝の朝刊一面。
いや〜 タンペレの新聞とはいえ、Aamulehti、やってくれますね。
ちなみに、この新聞、一般紙です。決してスポーツ新聞ではありません。
ときどき、このように遊び心満載で遊んじゃう緩さが楽しいのではありますが、
今朝はちょっとホロッときました。
綺麗ごとであるかもしれないけど、「うんうん、そうだよな、来年、来年こそ!」と前向きにさせてくれる一言でした。
そうそう、こんなツイートも見かけました。
タンペレには「Hopealinja(シルバーライン)」という遊覧船があるのですが、3回続けて決勝で敗れ銀メダルとなったTapparaの新スポンサーに「Hopealinjaなんていいんじゃね?」とか、「Tapparaのpäättäjäiset(シーズン終了時に行われるイベント)はHopealinjaのクルーズにけってー!」とか。
ブラックではありますが、ちょっとクスリとするジョークでした。
ネガティブを笑い飛ばす心意気はいいですね。
いや、これは自虐ネタというより、タンペレのもう一つのアイスホッケーチームで、Tapparaの永遠のライバルである、Ilvesサポーターの「からかい」かもしれませんがね。
思えば、絶不調で始まった今シーズンを何とか立て直し、リーグ戦を2位で終え、プレイオフでも決勝まで進み、なおかつシーズンを通してリーグ戦をリードしてきたKärpätとの決勝で7戦目までもつれ込んだことこそ、大いに評価すべきなのでしょう。
そして、この悔しさ、喪失感、脱力感を活力に、来シーズンに臨んでほしいものです。
「四度目の正直」はきっとある、Tsempiä〜〜〜Tappara!!!