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今日も、気ままに フィンランドから

フィンランド流誕生日の過ごし方

なぜ急に誕生日の話題かというと、単純に今日が自分の誕生日だからなんですけどね。

という訳で、さらっとフィンランド流誕生日の過ごし方をご紹介。

 

フィンランドでは、自分の誕生日に、学校や会社にお菓子やケーキを持って行き、友人や同僚に振る舞う。

誕生パーティは、基本的に自分で企画する。子どもの場合は、親が企画するが、大人の場合、30、40、50、60、70歳etc.という具合に節目節目にパーティを企画し、日頃の感謝の気持ちを込めて、友人、親戚、同僚などを招待する。

という具合。

特に盛大に祝われるのは、50歳の誕生日。半世紀という節目は特に大切なようです。日本だと還暦60歳の誕生日を祝うことが多いでしょうか。

まあ、これも、本人次第なので、特に祝ったり、パーティを開かない人も多いのですが。また、サプライズパーティを本人に知らせずに、家族や友人が企画することも。

プレゼントを送らないまでも、離れて住む家族や友人がバースデーカードを送る、というのはよくあります。

そもそも日本では大人になると、あまり誕生日ってお祝いしないでしょうかね。以前日本で仕事をしていたとき、香港生まれの同僚は「誕生日に仕事するなんて信じられなーい」と必ず有給休暇を取得して休んでいました。そして毎年プロのカメラマンに記念写真を撮ってもらっていました。このような誕生日の過ごし方はちょっとしたカルチャーショックでもありました。

 

そして、今年の誕生日ですが、プレゼントにタータンチェックのマフラーと自撮り棒をもらいました(*^^*)タータンチェック、今自分の中で「イン」なんです。そして、なぜに自撮り棒?まあ、たしかに自撮りは得意ではありませんけどね。

そして、夜は昨秋オープンしたタンペレ最高層ホテル「Torni hotelli」の中の「Grill It」というレストランで食事。かつて機関車の車庫として使われていた建物を改装したもので、高い天井と弧の字型のユニークな形が特徴です。下の写真のメニューは、フィンランドの人気メニューの一つ、ペッパーステーキ。

 

Torni hotelli @ Tampere

あ、それから今日はLaskiaistiistai(ラスキアイス・ティースタイ)。英語圏では「Shrove Tuesday(告解の火曜日)」、カトリック圏ではカーニバルで有名な「Mardi Gras(マルディ・グラ)」と言われるキリスト教の祝日です。といってもフィンランドでは休日ではないのですが。

この日にはLaskiaispulla(ラスキアイス・プッラ)というクリームたっぷりのパンを食べる習慣があります。パンにはクリームの他にストロベリージャム、またはアーモンドペーストを挟むのですが、私は断固甘さ控えめのアーモンドペースト派。しかし、甘いもの大好きなフィンランド人は、ジャム派の人が圧倒的に多いのです。パンもクリームもすでにほんのり甘いので、これ以上ジャムで甘くしなくてもいいのに、と思うのですがねえ。

という訳で、今日はケーキの代わりに、お気に入りの食器でLaskiaispullaをいただきました。

Laskiaispulla

また、誕生日には何か実用的、かつ記念になるものを買う習慣にしているのですが、今回買ったのはこれ。

Arabia Tilda bowl

Arabiaのボウルです。そう古くはないようですが、すでに廃盤となってしまったものをフリマで見つけました。Arabiaの食器は青の発色がとてもきれいです。先のLaskiaispullaの写真にあるのは、Arabia KokoシリーズのAquaという色のマグカップなのですが、これは青磁のような上品な水色です。このボウルも、Aquaよりは少しだけ青みが濃いのですが、同色系の水色。グリーンサラダやミモザサラダが映えそうです。

 

ということで、フィンランド流というより、結局自分流になりましたかね、誕生日の過ごし方でした。 

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